Android ScreencastはAndroidとWindows/Mac OSX/Linux向けのオープンソース・ソフトウェア。先日のニュースによるとAndroid向けのアプリケーション登録数が10,000を越えたとのこと。Androidを使った携帯電話もこれから増えるとあって、徐々にシェアを広げていくことだろう。利用者にとっては一携帯電話にすぎないが、開発者にとっては違う。iPhone以上に自由度の高い、モバイルアプリケーションプラットフォームなのだ。

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Androidの画面を見る

 

これからどんどんアプリケーションが開発されていくことだろう。そうした時、開発中に実機の画面を母艦から見たいときがあるかもしれない。プレゼンテーションでもそういう場面は多い。その時に使うのがAndroid Screencastだ。

Android Screencastを立ち上げると、USBで接続されている携帯電話を感知し、接続できる。エミュレータの画面を見ることも可能だ。これにより、プレゼンテーションで実機でアプリケーションを動かしつつ、モニタにその様子を投影することが簡単にできるようになる。

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マウスやキーボードの入力も可能

 

その他、アプリケーションの紹介動画を作る際にも便利だ。エミュレータの画面はあまりにそれっぽくなっているので、画面だけというAndroid Screencastは役立つかもしれない。なお画面を投影するのみではなく、マウスやキーボードを使って文字の入力もサポートされている(一部のキーは入力できない)。

現状、操作を動画に残すことはできないが今後の予定としてはリストアップされている。また音楽を母艦で再生することもTodoに上がっている。今後、Androidのシェア上昇とともに楽しみなソフトウェアだ。

 

androidscreencast - Project Hosting on Google Code

 http://code.google.com/p/androidscreencast/