Export FreemindはOpenOfficeと連携するオープンソース・ソフトウェア。オフィススイートのワードプロセッサでは見出しをはじめとする文書の書式設定を行う項目がある。必要だとは思いながらも一つ一つ設定するのが面倒で、その場限りの文字装飾で終わらせてしまったりする。目次を作ったりする場合くらいしか使ってこなかった。

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元の文書

 

設定するに値する理由があれば良いのだ。その答えの一つになるのがExport Freemindかも知れない。Export FreemindをOpenOfficeにインストールすると、文書をマインドマッピング(FreeMind)向けの形式にエクスポートできるようになるのだ。

動作はOpenOffice 2.4からとなっているが、筆者環境ではエラーが出てしまった。Windows版の3.1であれば問題なく利用できる。日本語も使えるようになっている。機能拡張としてインストール後、文書ドキュメントを作成する際に見出し1〜見出し3(本当は見出し5まで対応している)を設定しよう。

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マインドマッピングへの展開

 

文書が作成し終われば、ファイルメニューのExport Freemindを選択する。後はファイル名を付けて保存すればFreemindが自動的に立ち上がって表示される。論理的構造で作られているので見出しを階層的にみることができ、どういった目的で文書構成を行っているかが一目で分かるようになる。

全体を見渡せるマインドマッピングであればうまく構造化できても、上から下に書いていく文書ではうまく表現できないこともある。文書とマインドマッピングの両方を使って、より分かりやすい文書作成を行ってみよう。

 

Export Freemind | OpenOffice.org repository for Extensions

 http://extensions.services.openoffice.org/project/Freemind