Webベースの国際化システム「Narro」
アプリケーションの国際化という作業は手間ひまのかかる作業だ。これは一人で行うよりも複数人で分散しながら行った方が効率的だろう。だが一つのファイルで管理された状態では同時には作業しづらい。
メイン画面
そこでWebベースで作業をしよう。そうすれば複数人、同時に作業が行えるようになる。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはNarro、Webベースの国際化支援ソフトウェアだ。
NarroはPHP+MySQLで作られた国際化支援ソフトウェアで、オープンな翻訳をモットーにしている。誰でも翻訳に参加でき、翻訳結果をレビューしてもらうことができる。他のユーザから投票を受けることも可能だ。
プロジェクト管理画面
これにより、より多いユーザの意見を取り込んだ品質の高いローカライズが可能になる。対応形式としてGetText、OpenOfficeのSDFファイル、MozillaのDTDファイルなどが対応している。
NarroはMozillaの地域化プロジェクトL10nでも利用されており、活用されている。オープンな翻訳作業の結果、より各言語向けに特化したソフトウェアが作り上げられるはずだ。
narro - Project Hosting on Google Code http://code.google.com/p/narro/