Ruby on Railsで作られたWebベースパスワードマネージャ「mortimer」
画像編集、オフィススイート、フィードリーダーはたまたOSまでWebブラウザ上で動作するようになっている。だからいつかパスワードもWeb上で管理されるようになるはずだ。既にそのようなサービスもいくつか登場している。だが決して主流にはなれない。やはりセキュリティリスクが高過ぎるのだろう。
格好いい画面!
確かに外部のWebサービスを使ってパスワードを保存しておくというのはリスクが高い。だが自分のサーバ内であれば…と考える人がいるかも知れない。そのような方はmortimerをチェックしてみよう。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはmortimer、Webベースのパスワード管理だ。
mortimerはRuby on Railsで作られたソフトウェアで、エレガントなインタフェースのパスワード管理を提供する。起動前に独自の公開鍵(RSA)を作成するようになっており、その鍵を使ってデータを暗号化しているようだ。実際の利用は全てブラウザ上で行える。
ログイン情報表示。ここからコピーできる
グループを作成し、その中にパスワード情報を保存する。パスワードの自動生成機能もあり、クリック一つで任意のパスワードが生成される。保存した後、表示するとコマンドキー+CまたはCtrl+Cでクリップボードにパスワードがコピーされるようになっている。
パブリックな場所に置くのは抵抗があると思うが、社内のチームで共有しておくパスワードを蓄積しておくような使い方には向いているかも知れない。テキストファイルに平文でパスワードを残している、なんて状態に比べればよっぽどもセキュアだろう。
via mortimer [Open Source Rails]
Mortimer: A Rails Password Manager - aiaio - the Alexander Interactive blog
http://www.alexanderinteractive.com/blog/2009/02/mortimer-a-rails-password-manager.html
aiaio’s mortimer at master - GitHub