RailsはWebアプリケーションを手早く作るのに向いたフレームワークだが、いろいろ作っている内に同じ作業を繰り返すのが嫌になってくる。例えばテンプレートの当てはめや、認証系のプラグイン、Gitの設定などだ。

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認証系をはじめ、よく使われる機能を盛り込んだWebアプリケーションテンプレート

 

RailsはDRY(Don’t repeat yourself)の規約がある。開発のはじめからそうだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはGroundwork、Railsアプリケーションの基盤を生成するソフトウェアだ。

GroundworkはデザインにWeb App Themeを使い、認証系の生成も自動的に行う。パスワードリマインダーの機能もある。基本的な管理画面もある。テンプレートにHaml、Sassといったエンジンを用いれるようにもなっている。

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パスワードリマインダーも実装されている

 

またテストのカバレッジ率が95%以上と高くしてあるのも良い。これによりGroundworkをベースに作ってもテスト品質を維持しようと言う気にもなるだろう。さらにRuby1.9互換となっている。

Gitの排除ファイル設定なども毎度設定していると面倒に感じることだろう。Groundworkを使えばコマンド一つでそうした作業を一手に行ってくれる。途中からGroundworkを組み込むのが難しいかもしれないので、プロジェクトの最初の段階で導入するか否かを決定すると良さそうだ。

 

hectoregm’s groundwork at master - GitHub

 http://github.com/hectoregm/groundwork/tree/master