JavaにもRailsの波がきた!「Play! framework」
Ruby on Railsのもの凄い勢いは他の様々なプログラミング言語に影響を与えている。Railsに影響されて開発されたフレームワークも少なくはない。そんな中、個人的にはJavaは我が道を進んでいる気がしていた。
一部の操作はコマンドラインから
もちろんホットデプロイや各種フレームワークなど便利な機能は多数存在する。だが何となくスクリプト言語とは違っていた。そんなJavaの世界にもRailsの影響を受けたフレームワークが登場した。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはPlay! framework、JavaのWebアプリケーション用フレームワークだ。
Play! frameworkは独自のWebサーバを内包しており、コマンドラインからWebアプリケーションを生成して立ち上げると9000番ポートでサービスが立ち上がる。コードはコンパイル不要で、修正した内容が即座に反映される。
ジョブボードのサンプルアプリケーション
RESTfulな考えにも乗っ取っており、指定したオブジェクトの状態に応じて適切なURLを生成するルーティング機能もある。Javaは何となく各ライブラリを自分で選定して組み合わせるイメージがあるが、Play! frameworkではテンプレートやモデルのエンジンが予め用意されている。
とはいえ独自のものだけではなく、NetBeanやEclipseから使えるようにする機能やGWTとの親和性も高い。とにかく手軽に、スクリプト言語並みにWebアプリケーションを構築できるようにするJavaフレームワークのようだ。
惜しむらくはDBのラッピングが甘く、SQLを書く必要があるようだ。Railsの特徴の一つにあのActiveRecordの存在があるはず、今後の開発に期待したいソフトウェアだ。
こちらはGWTを使ったサンプル
Play!