Codeigniterを使ったCMS「ci-cms」
PHPは軽量で手早くWebアプリケーションを開発できるスクリプト言語だ。だがより効率的に開発ができるように様々なフレームワークが開発され、それらは徐々に重厚に設定が複雑なものへと変貌していった。これでは手軽に開発なんてできない。そんな現状を打破すべく開発されているのがCodeigniterだ。
Codeigniterを使ったオープンソースCMS
Codeigniterは少ないメモリ、標準構成でも動作、設定ファイルを変更するようなことのない、それでいてWebアプリケーションを簡単に構築できるフレームワークだ。そのCodeigniterを使ったCMSがci-cmsだ。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはci-cms、多言語対応のPHP製CMSだ。
ci-cmsはユーザ画面と管理画面に分かれて提供されるCMSで、主な機能は言語設定、メンバー管理、検索、ページ管理、ニュース、フィード、ダウンロード、タグ管理となっている。初期管理ユーザであってもモジュールの管理権限が初期状態では設定されておらず、各モジュールに削除権限を付けることで操作できるようになる。
管理画面
言語設定を切り替えることで画面の表示を変更することができる。そして各言語表示を切り替えてページ内容を修正すると、各言語のコンテンツを作成、編集できる。ページにはコメントを許可したり、サブページをひもづけることが可能だ。
画面構成が若干分かりづらい部分があるのが玉に瑕だか、機能は豊富でキャッシュ機能など実用的なレベルのCMSになっている。Codeigniterを使っているとあってカスタマイズは決して難しくはないだろう。Codeigniterの勉強を兼ねて自分のオリジナルCMSを作ってみるのも良さそうだ。
# 2009年09月01日リンク修正
ci-cms - Project Hosting on Google Code