Amazon S3へのアクセスを解析する「CloudBuddy Analytics」
Amazon S3はクラウドのファイルストレージサービスだ。FTPサーバのように使うこともでき、さらにアクセス制限を設けつつHTTPで公開することもできる。1ファイルは1バイトから5GBまでとなっており、階層構造もさほど意識することなくファイルとして放り込むことができる。
Amazon S3のアクセスを解析しレポートにする
Webサービスのアイコンや画像保管場所として最適ではあるが、転送料による課金もあるのでどこからアクセスされているかは気になるだろう。それを解析するのがCloudBuddy Analyticsだ。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはCloudBuddy Analytics、Amazon S3用アクセス解析だ。
Webサービスのアクセス解析は無数に存在するが、Amazon S3向けアクセス解析というのは珍しいのではないだろうか。動作はPerlを使い、Webブラウザ向けに提供されるがWindowsへはインストーラー形式で提供される。メインの統括サーバと、その下に解析エンジンが付属する形式になっている。
管理画面。画像のリンク切れが多い…
解析エンジンではユーザ登録とAmazon Webサービスのアクセスキーとシークレットキーを登録する。後は解析したいバケットを登録したら後は解析データが出るまでしばし(数時間)待つ。解析結果はWebアクセス解析で有名なAWStatの画面を使って表示する。
アクセスした数、ファイルやリンク元、IPアドレスといった情報が提供される。ほぼWeb向けのアクセス解析と変わらないデータが得られるようだ。TwitterのようにアイコンをAmazon S3に保存しつつ、Web APIを通じて外部サービスで使われる場合、過剰なアクセスは危険なので、解析結果を使って分析を行うのは必須と言えそうだ。
アクセス解析と言うとWeb向けと言ったイメージが強いが、あえてAmazon S3というのが面白い。お使いの方は試してみてはいかがだろう。
CloudBuddy
cloudbuddyanalytics - Project Hosting on Google Code