画像をスムーズに拡大する「SmillaEnlarger」
一般的に画像編集ソフトウェアは縮小は得意だが、拡大は苦手だ。縮小は様々なアルゴリズムによって補完しつつ、元のイメージを崩さない程度に行われるが、拡大はピクセルをそのまま拡大するので粗くなってしまう。
画像のごく一部を拡大
写真から一部を拡大したり、小さなターゲットを少しでも見やすくしてくれるのがSmillaEnlargerだ。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはSmillaEnlarger、画像拡大ソフトウェアだ。
SmillaEnlargerは写真を指定し、その拡大したい部分を囲むことでスムーズな拡大処理を行ってくれるソフトウェアだ。粗かった拡大画像も補完が行われ、何となくそれっぽく拡大される。GUIはQTを使っており、WindowsまたはMac OSXで動作する。
パラメータを調整して自分好みに仕上げられる
パラメータは自分で指定することが可能で、シャープ、ノイズ除去など複数の項目がある。調整は微妙で、あまり値を大きくするとイラストのような雰囲気になってしまう(それが良いという場合もあるだろうが)。
技術的にはGREYCstorationやMugenViewerと同じような手法がとられているのではないだろうか。元々の写真のイメージを壊さず、スムーズな線で拡大したいときにぜひ使ってみてほしい。
via SmillaEnlarger: free tool produces high quality image enlargements [freewaregenius.com]
SmillaEnlarger | Get SmillaEnlarger at SourceForge.net