リアルタイムWebを促進する「Reverse HTTP」
これは技術的に相当面白い。勘違いがありそうな気もするので、間違った記述があればコメントなりTwitterなりでご指摘いただきたい。これまでのWebはプル型がメインだった。それはRSSフィードなどWeb2.0が騒がれるようになっても変わらず、Cometでも接続していなければ意味がない。
Reverse HTTPのデモ
そんな制限を超えるのがWebHooksだ。そしてWebHooksを使いつつ、リアルタイム連携を強めたのがReverse HTTPだ。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはReverse HTTP、リアルタイムWebを実現するソフトウェアだ。
Reverse HTTPではデモが用意されている。一つはテキストエリアが表示され、その文字を書き換えると別URLの表示がリアルタイムに書き変わるというものだ。ユーザが入力した情報を読み取る部分と、その結果を別な画面に反映するという二つの技術が組み合わさっている。
別なURLではその内容がリアルタイムに書き変わる
もう一つのデモはアクセスする度にカウンターが上昇し、その数値も別なウィンドウの値をリアルタイムに書き換えるというものだ。Reverse HTTPではComet同様に常時接続の技術が使われており、それを使うことでFirewall内部へもデータが送受信できるとしている。
システムはErlangを使っている。Erlangは並行的な処理が得意な言語で、Facebookチャットなどでも使われている。Google Waveも同様にリアルタイム性を高めている。Reverse HTTP、今後要注目の技術になりそうだ。
ReverseHttp