Webサイトでテキストを指定したフォントで表示しようと思った場合、CSSで指定するか画像を使うかのどちらかが選択肢になる。CSSで指定した場合、コンピュータ上にフォントがある必要があり、画像で作成する場合は再利用性が悪い。

ピクチャ 86.png

好きなフォントで描画する

 

そこで使ってみたいのがCufónだ。英文フォントに限定されるだろうが、テキストを好きなフォントで描くことができる。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはCufón、Canvas + JavaScriptによるテキストレンダリングライブラリだ。

Cufónは予めフォントをJavaScriptファイルに変換する必要がある。そのためのWebインタフェースも用意されており、レギュラー、ボールド、イタリック、ボールド&イタリックそれぞれのフォントを指定する必要がある(レギュラーフォント以外はオプション)。

ピクチャ 87.png

加工を施した例

 

フォントを指定する際にグラデーションを施したり、エンボスのような効果を出すこともできる。フォントは複数指定することができ、指定したタグに対してのみイフェクトを施すことが可能だ。なお、元々のフォントはソースに書かれているので、Web検索でも引っかかるというメリットがある。

デメリットとしては画像を使った場合に比べるとサイズが大きくなってしまうことだろうか。また、文字列の選択はできなくはないが表示されている場所とは異なる場所、文字が選択状態になってしまう。使いどころを選ぶだろうが、文字を画像にする以外の選択肢として知っておきたいソフトウェアだ。

 

sorccu’s cufon at master - GitHub

 http://github.com/sorccu/cufon/tree/master