WebKitを使ったHTML2PDF「wkhtmltopdf」
Safariではレンダリングエンジンとして、WebKitが採用されている。iPhoneやAndroid、Palmといったモバイル機器やAdobe AIRでもWebKitをレンダリングエンジンとしており、そのシェアは拡大中だ。高速なレンダリングが可能であり、何よりオープンソースだ。
WebKitを使ったHTML2PDF
そんなWebKitを使ってWebページをPDFに変換してくれるのがwkhtmltopdfだ。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはwkhtmltopdf、Windowsで使えるHTML2PDFだ。
wkhtmltopdfはコマンドラインで使うソフトウェアで、URLやHTMLファイルを渡すと、それをWebKitでレンダリングした結果をPDFファイルとして保存する。日本語も利用可能だ。オプションがとにかく多彩に用意されている。
オプションが多彩
表示に関するオプションの他、ページ番号やJavaScriptの無効化なども指定できる。カバーを指定するとWebページをPDF化する前にページカバーとして追加してくれる。ブックオプションを付けるとリンクを見出しとして一覧にすることができる。
プロキシの設定やBasic認証の設定もできるので、様々なページをPDF化できそうだ。Wikiを使ってナレッジをまとめ、それをPDF化してオフラインダウンロードできるようにする…といった使い方も考えられるのではないだろうか。
wkhtmltopdf - Google Code