Yahoo!のYSlow、GoogleのPage Speed等でWebシステムのパフォーマンスをチェックすると色々な改善ポイントが見えてくるだろう。だが実際どれから手をつけるべきか、どのように行うべきか判断するのは難しい。

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Webブラウザ上からWebシステムを最適化

 

そこで使えるのが設定の自動化ツールだ。色々なWebシステムに対応したWeb Optimizerを紹介しよう。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはWeb Optimizer、手軽に使えるWebサイトパフォーマンス向上ツールだ。

Web OptimizerはPHP製のWebシステムで、Webサイトを簡単に最適化してパフォーマンスを向上してくれる。主にPHPのシステムが対象で、WordPress、Joomla、Drupal、Typo3、PHP Nuke、Zend Framework、Symfony、Textpattern、phpBBなどに対応している。

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終われば最適化も完了!

 

また、任意のPHPシステムにも対応しているようだ。例えばJavaScript/CSSファイルを短くまとめたり、上の方で読み込まれているJavaScriptを下で実行するようにしたりする。他にも静的なHTMLファイルからコメントを削除する機能もある。

その他、.htaccessファイルの内容を最適化したり、GZipの利用やdata:URIを使ってバイナリを埋め込む機能もある。その他、Webサイトのパフォーマンスを向上させる様々な機能が盛り込まれている。

なお、筆者環境で試した所、テーマのデータがおかしくなってしまったので利用の際にはバックアップを取った上で行われたい。いざという時のバックアップをきちんととっておけば、決して怖いツールではない。パフォーマンス向上のために役立てたいソフトウェアだ。

 

web-optimizator - Google Code

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