最近はローカルのメーラーではなく、GmailをはじめとしたWebメーラーを利用するケースが増えているようだ。企業内であっても情報保護のために個人のPCには保存せず、Webブラウザを利用するようにしている所も増えている。

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管理画面でIMAPサーバの設定などを行う

 

ネットブックやiPhoneなど、保存容量の少ないコンピュータでも手軽に使えるブラウザベースのメーラーは便利だ。自分でも立ててみたいならDjango Webmailを使ってみてはいかだろう。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはDjango Webmail、Django製のIMAP対応のWebメーラーだ。

Django WebmailはDjangoの管理画面を使ってユーザとIMAPサーバとの紐付けを行う。そしてユーザがログインしたら予め登録してある情報を使ってIMAPに接続し、メールを閲覧できるようになっている。…はずなのだが筆者環境ではメールの一覧が取得できなかった。

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Webメーラーの画面

 

メールボックスの一覧は取得できているので、後一歩まで来ているのは確かだ(日本語に問題がある気がしないでもない)。メール送信にも対応しているので、DjangoやPythonを使ったメール送信処理、受信処理の勉強材料としても良いのではないだろうか。

署名を登録する機能があり(必須になっている)、メール送信時に利用される。個人はもちろん、プロフィールを登録すれば複数人での利用もできる。グループで使ったり、企業内で情報を保存せずにメールを読み書きするのに使えそうなソフトウェアだ。

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メール作成ウィンドウ

 

django-webmail - Google Code

 http://code.google.com/p/django-webmail/