FCKEditorと言えば、Webベースで使えるWYSIWYGエディタとして有名なソフトウェアだ。しかし既に多数の機能が実装され、コアに手を入れて改造しようとはとても思えない代物になっている。

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次期FCKEditor

 

また、多機能ゆえに動作が重たいのが難点だった。そうした問題点を解決できそうなのが次期FCKEditorだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはCKEditor、FCKEditor3.0以降のソフトウェアだ。

FCKEditorは3.0以降から名前が変わり、CKEditorとなる。それに伴って様々な機能拡張がなされている。大きな点として、スキン機能とともに枠の色替え機能が実装されたことだ。なお対応ブラウザはFirefox2以上、IE6以上、Opera9.5以上、Safari3以上となる。

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APIによる独自拡張

 

Ajaxとの親和性も高まっており、ダブルクリックで編集モードになりCKEditorを表示するサンプルもある。また、エンターキーとShift + エンターキーの挙動をpタグdivタグbrタグのいずれかで制御できるようにもなっている。

その他、API機能を備えたことで開発者が容易に拡張できるようになったのが大きい。独自のボタンを貼付けてダイアログを出し、ユーザ入力を促して反映するような仕組みも作れるようになった。

WYSIWYGエディタはWebアプリケーションを利用する中で重要な要素になっている。それだけにCKEditorのような拡張性の高さは開発者にとって大きな利点になりそうだ。

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エンターキーの制御

 

CKEditor - The text editor for Internet

 http://ckeditor.com/