システム開発を行う際には個々のタスクについて予測時間の見積もりを行う。その時間に応じて実際に開発を行うか、または延期するかの決定を下すはずだ。そして各タスクについて実際に測定を行い、見積もり精度を出す。その繰り返しによってさらに精度の高い見積もりが可能になる。

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シンプルな画面のタイムトラッキング

 

では実際に作業を行っている時の測定はどう行えば良いだろう。そのために使えそうなのがiClockrだ。

今回紹介するフリーウェアはiClockr、作業時間トラッキングソフトウェアだ。

iClockrはプロジェクトとタスクを登録し、タスクごとに時間の測定を行うアプリケーションだ。シンプルなインタフェースでタスク管理として使っても便利そうだ。タスクの時間測定を開始すると他の項目は見えなくなるのがシングルタスクの作業を支援しているようで良い。

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設定画面

 

作業中、または完了後に各測定結果のメモが付けられる。各タスクは複数回作業が可能で、それらの集計が個々のタスクにおける作業時間の集計になる。当日分の他、昨日や過去一週間分、先月分などで集計して閲覧することが出来る。

顧客を登録することでインボイスの生成もできるのだが、こちらはInvoice3という別アプリケーションとの連携が必要になる(invoice3は有料)。作業時間に応じた請求を行う方はこの二つを使うと便利ではないだろうか。

作業時間を正確に記録するのは難しいが、達成できれば十分に精度の高い測定結果が得られるようになる。作業を行う前にタスクを選択、完了したら選択解除する癖をつければ、見積もり精度も高まり、問題のない作業時間での開発が行えるようになるはずだ。

 

iClockr - Because it is your time

 http://www.kedisoft.com/iclockr/