Web上でWebアプリケーションを開発する「UIzard」
ローカルでWebシステムを開発し、それをアップロードして検証する。そんな手間をかけるのは面倒だ。オンラインで開発してそのままオンラインで実行できればとてもスムーズになりそうだ。問題は良い開発環境がないことだろう。
プロジェクトテンプレートが用意された本格的IDE
まるでIDE(統合開発環境)のように画面を設計し、コーディングしてWebアプリケーションを開発できるのがUIzardだ。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはUIzard、韓国製のWebアプリケーション構築プラットフォームだ。
UIzardは韓国のマッシュアップコンテスト、MashupKoreaで準優勝した作品のようだ。それだけに完成度は高く、まるでGUIアプリケーション並みのインタフェースでWebアプリケーションを構築できる。
インタフェースをドラッグアンドドロップで構築する
UIのデザインはドラッグアンドドロップででき、コードはJavaScriptで書くことができる。マッシュアップコンテストだけあって、GoogleマップやJSON、各種Web APIが手軽に扱えるようになっている。初期プロジェクト作成ではWebアプリケーションの他、GoogleガジェットやiPhone用Webアプリケーション開発のテンプレートも用意されている。
スライダーやカレンダー、グラフなども容易に作成が可能で、Webアプリケーションを簡単に開発できるようになりそうだ。なお、コードをダウンロードしてもconfigファイルがないというエラーが出てしまうのでご注意いただきたい。
Webシステムの開発はローカルで行う方が良いかも知れないが、インタフェースの開発はオンラインで行った方が効率的ではないか、そんな可能性を感じさせる面白いソフトウェアだ。
UIzard - Web Based Ajax Development Tool
uizard - Google Code