iTunesはiPodやiPhoneを管理するためのインタフェースとしては最適だが、音楽や動画プレーヤとして使うには重た過ぎる。単なるMP3であれば他のMP3プレーヤもあるし、ファイル管理はFinderやエクスプローラもある。

3dsearch3.png

iTunesライブラリを整理する

 

だがiTunes以外のインタフェースからファイルを操作すると差異が生まれてエラーが起きる原因になる。その整理にはmeta-iPodを使おう。

今回紹介するフリーウェアはmeta-iPod、iTunes整理用ユーティリティだ。meta-iPodはオープンソース・ソフトウェアらしいのだが、Sourceforge.net上にそれらしいプロジェクトが見つからなかった。見かけた方はぜひご連絡いただきたい。

meta-iPodは幾つかの機能が合わさって構成されている。起動するとiTunesライブラリとおぼしきフォルダをリストアップしてくれる。自分でフォルダを追加することもできるので、別なコンピュータのライブラリや複数のライブラリを使い分けている方も利用できる。

3dsearch5.png

メタデータのミスマッチをリストアップする

 

まず解析を行うのが最初で、それが終わると整理用のボタンが押せるようになる。例えばファイルが見つからないトラック情報を整理したり、重複したトラック情報の削除、MP3ファイルがないデータを探す、メタ情報のミスマッチのリストアップ、アルバムアートの再取得などだ。

いずれもボタンを押した後、該当する楽曲がリストアップされるのでさらに選んで実際の処理を行うようになっている。整理すれば余計なエラーも発生せず、気分よく使えるようになるはずだ。

iTunes標準でこのような機能があっても良いとは思うが、猊下はiTunesだけを操作することを望まれているのだろう。下々の民である我々はmeta-iPodで現実的な問題対応をするしかないのだ。

 

meta-iPod: the iTunes Cleaner

 http://www.mypodapps.com/meta-iPod/