先日登場したGoogle Wave。未知数の部分が多く、どのような発展をしていくか分からないが、わくわくさせられる技術だ。特に既存のWebサイトをWave対応にした時のリアルタイムでのコラボレーションと言うのは非常に魅力的だ。

ピクチャ 31.png

ファイル構成はこのようになっている

 

だがそのような機能を現在のWebサイトを拡張して追加するのは意外と大変かも知れない。疎結合にすれば、後々のメンテナンスも楽そうだ。そんな時に使えそうなのがWave Robot Sinatra Templateだ。

今回紹介するフリーウェアはWave Robot Sinatra Template、Wave対応のロボットを作る際に使えるテンプレートだ。ソースコードは公開されているが、ライセンスは明記されていなかったのでご注意いただきたい。

Wave Robot Sinatra Templateの魅力はWave対応のロボットを作る際に最低限必要な要素が既に盛り込まれている点だ。DOCUMENT_CHANGEDというメソッドがあるので、それがコンテンツが変わった際に呼ばれるようだ。

ピクチャ 32.png

コールされるメソッドは分かりやすい

 

次にSinatra対応である点だ。単純なXMLのやり取りに特化したシステムだけに、既存サイトとは切り離した方が何かと都合は良いだろう。Sinatraベースであれば実装もシンプルで良い。そして最後にGoogle App Engineへのインストールが可能な点だ。

Google App Engineを使った場合、既存のシステムには影響が殆どなく、追加の投資もなくWave対応のシステムが構築できる。Wave + Sinatra + Google App Engineという組み合わせは意外と面白いのではないだろうか。

個人的にまだアカウントがないため、Wave Robot Sinatra Templateを試すことはできない。アカウントをお持ちの方はぜひともトライしてみて欲しい。

 

MikeSofaer’s Wave-Robot-Sinatra-Template at master - GitHub

 http://github.com/MikeSofaer/Wave-Robot-Sinatra-Template/tree/master