マッシュアップは外部のデータをロードし、組み合わせて別な形式に展開することだ。それは何もWeb APIを使ったものに限らない。むしろ企業内の基幹システムにあるデータこそ外部データと組み合わせると効果的と言えるかも知れない。

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Google Mashup Editorに似たインタフェース

 

データウェアハウスではそのような外部データを引き出し、加工し、別な形式に変換することをELTという。そのELTをWebベースで提供するのがMixDEMだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはMixDEM、PHP製のELTツールだ。

MixDEMのインタフェースはGoogle Mashup Editorを模したものになっている。テキストエリアにXMLを使ってデータの抽出方法や加工方法を設定する。そのデータをグラフにしたり、GoogleマップやYahoo!マップに展開することもできる。

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Google Mapsに配置するサンプル

 

予め多数のプロジェクトが登録されているので試してみると良いだろう。各機能は予めモジュール化されており、Flickrを検索したりCSV、フィード、JSON、SQLのモジュール等が登録されている。

使い方が特殊なので、MixDEMの記法を習得する必要があるだろう。だが一度覚えてしまえば社内のシステムから自在にデータを引き出して加工したりグラフ化するような操作ができるはずだ。

 

via MixDEM [Open Source PHP]

MixDEM Help - MixDEM for web integration and mashup edition

 http://mixdem.sourceforge.net/

SourceForge.net: MixDEM

 http://sourceforge.net/projects/mixdem/