プログラミングは様々なことを予め想定して組む必要があるが、余計なコードを埋め込むのはバグを含む結果につながりかねない。できるだけ短く、それでいて網羅的に記述されるのが一番だ。不要なコードがまぎれるとそれだけテストのコストも増えてしまう。

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ソースコードのカバレッジ率を見られる

 

実際に使われるコードか否か、それを判断するのに良いのがコードカバレッジツールだ。GoogleではCoverStoryが使われているようだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはCoverStory、C言語やC++、Objective-Cで利用できるコードカバレッジビューワーだ。

CoverStoryはgcovというC/C++向けのコードカバレッジツールが出力するgcovファイルを読み取って表示することができるビューワーアプリケーションだ。Objective-Cであっても使えるようで、対応SDKのリストにはiPhoneもリストアップされている。

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HTML出力機能

 

各ファイルごとにカバレッジ率を表示し、さらに実行された回数についても表示される。実行された回数が0であれば、不要なコードであるかまたはテストケースが足りないのかといった判断がしやすくなる。その分不要なバグを含まずに済むようになる。

さらにCoverStoryからHTMLで出力する機能もある。レポートとして提出する際などに便利そうだ。アプリケーションをより堅牢に、かつ見やすいソースコードにするためにもコードカバレッジやCoverStoryを使ってみよう。

 

coverstory - Google Code

 http://code.google.com/p/coverstory/