クリエイターやゲーマーは別として、コンピュータの性能向上の割にそこまで必要としないユーザ層が増えている。単なるブラウジングであったり、メモ環境としてコンピュータが必要というのであれば高性能なマシンよりもネットブックの方が手軽だ。

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軽快に動作するリッチテキストエディタ

 

そうした軽量なコンピュータの場合、MS OfficeやOpenOfficeでは重たくて動かすのが嫌になってしまう。そんな時に使えそうなのがWordItだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはWordIt、軽快に動作するリッチテキストエディタだ。

WordItはMS WordやOpenOfficeのWriterと同じリッチテキストエディタに属するソフトウェアだ。文字の装飾はもちろん、表を挿入したりリンクやリストを作成することができる。WordPadをさらに高機能化したもののようにも見える。

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PDF出力はあるが、日本語はつぶれてしまう

 

日本語のインラインによる入力ができないのが辛いが、UTF-8で作成された文書を見ることはできた(改行がなくなってしまったが)。文書をPDFで出力したり(日本語はつぶれてしまう)、HTMLで保存することが可能だ。

機能の全てはツールバーにあるので、使い方はとても簡単だ。MDIではなく文書ごとにウィンドウが分かれるが、切り替えることもできる。ネットブックという新しい市場の中ではこのような軽快な動作のソフトウェアが求められるようになりそうだ。

 

WordIt: Welcome

 http://wordit.sourceforge.net/

SourceForge.net: WordIt Word Processor

 http://sourceforge.net/projects/wordit/