Eコマースシステムはそれが最適かどうかは別とすれば、ほぼ仕組みが決まりつつあると言っても良いだろう。商品の一覧と詳細、ショッピングカート、決済と続く。その間にユーザ登録があるなしといった違いはあっても、概ね同じようなものだ。

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ユーザ画面

 

そう考えるとEコマースシステムは自作で作るほどのものではないということになる。もっと違う切り口からユーザに迫るためにも、システムは既存のものを使った方が良いだろう。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはDantoCart、PHP+MySQLによるEコマースシステムだ。

DantoCartはとても完成度の高いEコマースシステムだ。ユーザ向け画面はカテゴリと商品一覧に加えて特定の情報を出すCMS機能もある。商品をカートに追加すると画像が飛んでカートがアップデートされる仕組みもある。

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商品詳細

 

ユーザ登録は必須となっており、新規購入時にパスワードを入力するようになっている。また、購入時のクーポン機能もある。通貨はUSドルやユーロ、ポンド等に対応している。世界的に展開するEコマースサイトが構築できるはずだ。

そして管理画面もまた凄い。商品の管理はWYSIWYGで編集でき、ディスカウント機能を使って指定数量以上の購入で割引をしたり、一定の期間だけ値段を下げることもできる。決済は数十種類に対応している。

さらに配送も各国のものに対応しており、レポート機能も充実している。日本の都道府県リスト(ローマ字だが)もあるなどとても充実した機能が備わっている。DantoCartを使えばEコマース本体の機能としては十分なのではないだろうか。空いた予算をマーケティングやコンテンツに回せば成功に近づくことだろう。

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管理画面

 

DantoCart :: Open Source Ecommerce

 http://www.dantocart.com/