マルチプラットフォームで動作する物理エンジン「Chipmunk」
物理エンジンを実装したライブラリは多数存在する。なぜにここまで物理エンジンに惹かれるのか。ゲームを作成する場合や、そのような物理現象のシミュレートを行う際に必要なのは分かる。だがそれだけに収まらない楽しさがそこにはある。
C言語で作られたパフォーマンスの高い物理エンジン
ピタゴラスイッチを見て面白いと思うあの感覚だ。実際にリアルで行うと同じものを再現するのは難しいが、コンピュータ上であれば幾らでも試すことができる。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはChipmunk、C言語で書かれた物理エンジンだ。
ChipmunkはC言語で書かれており、Windows/Mac OSX/Linuxなどマルチプラットフォームで動作する。さらにRuby向けの拡張も提供されている。様々な場面で利用できるだろう。特に2Dのゲーム制作を目的としているようだ。
これが非常に良くできている!
デモも幾つかあるが、特に圧倒的なのはサンプルのムービーだ。Sketchesと名付けられたアプリケーションはクレヨンで描くとそれが物理法則に則って動き出したり落下していったりするのだ。ムービーだけなのが非常に惜しい。
その他、マウスだけで操作するドライブゲームや、ドミノなど様々な動画やアプリケーションが提供されている。多数の環境で動作するゲームを作る際にはチェックして欲しいライブラリだ。
デモのドライブゲーム
Chipmunk in Main
http://wiki.slembcke.net/main/published/Chipmunk
chipmunk-physics - Google Code