Rails2.2以降にはi18nが追加され、標準で国際化が行えるようになった。が、正直GetTextに比べると見劣りするために使わず終いだった。特に翻訳の面倒さがあった。GetTextであれば既にEmacsのpoモードやpoeditのようなアプリケーションが存在する。

ピクチャ 66.png

Web上で翻訳作業できる

 

だがpoモードでもそれなりに面倒な点もあった。今後、translateを使えばi18nを使う際の負担が減るかもしれない。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはtranslate、Web上でRailsアプリケーションの翻訳作業ができるプラグインだ。

translateはRailsプラグインとして動作する。インストール後、指定されたルーティングを追加するとproduction以外(通常はdevelopment)で/translateというURLでアクセスできるようになる。

ピクチャ 67.png

ば、ばいなり…?

 

未翻訳の文字を一覧したり、検索して文字を設定できるようになる。既存のアプリケーションから文字を拾ってくる訳ではないようなので、別途抽出する必要はありそうだ( i18n_generatorsを用いるなど)。

なお、現状の最大の問題点として、生成された翻訳文がバイナリになってしまうということがある(文字は正しく翻訳されるが)。これは恐らく回避方法がありそうなので、対応されたらコメントにでもそれを書いていただければ幸いである。

 

newsdesk’s translate at master - GitHub

 http://github.com/newsdesk/translate/tree/master