WebベースのチャットシステムをCometで「Comets」
先日、Lingrのサービス停止が発表された。ビジネス的には難しい面もあったが、技術的には興味深いものだった。特にCometについては、Lingrではじめて知ったという人も多かったのではないだろうか。
Rubyで実装されたComet
Webブラウザベースながら擬似的な持続的接続を可能にするCometを手軽に体験してみたい、という方はCometsを試そう。
今回紹介するフリーウェアはComets、RubyベースのCometエンジンだ。ソースコードは公開されているがライセンスは明記されていなかったのでご注意いただきたい。
はじめにお断りしておくと、Cometsはまだ完全な実装ではないようで途中で接続が切れてしまう。最近話題のSinatraをフレームワークに用いており、アプリケーションサーバはMongrelを使っている。
Firefoxから
アプリケーションとしてはベーシックなチャットアプリケーションとなっている。ユーザ名を決めてログインし、発言を行うと反映される(はずの)仕組みだ。Cometは既存の技術を応用したものではあるが、それまでとは考え方が異なる代物だ。勉強するのにソースコードがあるのは有益だろう。
Lingrが終了してしまったら、誰かが類似のソフトウェアをリリースするかも知れない。磨かれればCometsもまた、その可能性を秘めていそうだ。
**Sixeight’s comets at master - GitHub