Webブラウザでいかに読みやすい状態に仕上げるか「Better Web Readability Project」
コンピュータ上の文字は書籍や新聞に比べると読みづらい。それはフォントの問題もあるだろうし、電磁波の影響かもしれない。PDFなど可読性を良くするための技術もあるが、それでもコンピュータで長文を読もうという気にはならない。
読みやすいWebページを目指す
だが今後コンピュータがさらに利用されていく中では可読性の向上は必須といえるだろう。それに取り組むオープンソース・プロジェクトがBetter Web Readability Projectだ。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはBetter Web Readability Project、Web可読性を向上するためのプロジェクトだ。
Better Web Readability Projectは特にWebブラウザでの可読性を向上しようと取り組んでいる。例えば横幅や文字の大きさを読みやすいものにすることで長文でもストレスを感じないようにしている。
下線を引いたバージョン
特徴として、横幅は480px、文字のデフォルトは16px、色のコントラストを抑えるために暖色系の背景色を設定、行間の調整などがある。画像の回り込みをした場合や様々なケースに応じて変更されており、行ごとに下線を引いたものもある。
誰にとっても読みやすい、というのは非常に困難なものだろう。それだけに多数の人が関われるオープンソースという手法は良さそうだ。Better Web Readability Projectは英文向けであり、日本語の場合はまた異なる結果になるだろう。同様のプロジェクトの日本語版が待ち望まれる。
**better-web-readability-project -Google Code