URL短縮サービスの健全化を目指す「shortlink」
URL短縮サービスはTwitter以前から存在していたが(TinyURLは2004年には既にあった)、注目を集めて類似サービスが乱立したのはやはりTwitterが流行り始めた頃からだろう。日本も含め、多数のサービスが存在している。
短いURLを自己定義する仕組みを提案している
URL短縮サービスは本来のURLが見ただけでは分からないため、クリック後に表示されるページの安全性がない。既に問題は提起されているが、その解決策につながるかも知れないのがshortlinkだ。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはshortlink、URL短縮用rel属性を提起するシステムだ。
shortlinkは検証用のソフトウェアのようなもので、本来はHTMLのヘッダに<link rel=“shortlink” href=“http://〜” />のようにしてshortlinkという属性を含めることによってHTMLの持ち主が短縮URLを提供しようという試みになる。
TinyURLを使って生成されたURL
短縮URLを使うアプリケーション側ではこの属性があればそのURLを使えるようになる。リンクタグの他、HTTPヘッダに含めても取得するようだ。shortlinkというオープンソース・ソフトウェアでは指定したURLにこのリンクタグがあるか確認したり、指定したURL短縮サービスを使って短いURLを生成する。
また、別途WordPress用のプラグインが提供されており、表示したURLの短縮URLを生成、HEADまたはHTTPヘッダで返却してくれるようになる。この場合のURLはブログのURL+スラグの組み合わせで、年月をURLから切り抜いたものになる。そしてそのURLにアクセスすると元々のURLにリダイレクトする。
マイクロブログの登場でURL短縮サービスは注目を集めている。また、どんどん長くなるURLに嫌気がさし、指でもじゅうぶん入力できる短いURLは便利なのは確かだ。とは言え安全でなくなるのは確かに怖い、その相反する気持ちをつないでくれる概念&ソフトウェアだ。
**shortlink -Google Code