iPhoneアプリケーションをRubyで作る「iPhone RubyCocoa」
新しいことにチャレンジしたいと思いつつも、そのために新しい技術を習得するとなるとコストが高くなってしまう。もっと手軽にはじめられるとスムーズではないだろうか。特にプログラミング言語は習得コストが高く、気軽にはじめようと思うまでには相当時間がかかってしまう。
iPhoneでRubyCocoaが使える!
幸いにして、Objective-Cには他言語とのブリッジを行う技術がある。そこで注目したいのがiPhone RubyCocoaだ。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはiPhone RubyCocoa、その名の通りiPhone向けネイティブアプリケーションをRubyで開発するためのフレームワークだ。
iPhone RubyCocoaはRubyCocoaをiPhone向けに展開したフレームワークだ。RubyのスクリプトでiPhone向けの記述ができ、コンパイルすることでネイティブなアプリケーションが開発できるようになる。
Remote irbが特に面白い!
さらに面白いのはRemote irbで、立ち上げたアプリケーションに対してtelnet経由で接続できるようになる。そこではirbと同様に対話型に開発が行えるので、画面を動的に変えたり、デザインの修正を見ながら行うと言ったことが可能だ。
ネット接続用のライブラリやopen-uri、RSSフィード解析ライブラリなど必要そうなライブラリも予め用意されている。面白いのはWEBrickを使ったWebDAVサーバのライブラリが仕込まれている点だ。これは色々とハックするのに面白そうだ。
iPhone向けの開発をする上で、Objective-Cを使えば間違いはないだろう。だがそのために新しい言語を覚えるのは面倒であるし、使い慣れた言語の方が開発は速いかも知れない。Rubyを得意とする方はiPhone RubyCocoaを使ってみよう。
Rubyで書ける
iPhone で Ruby/RubyCocoa を動かしてみた - takuma104.log
http://d.hatena.ne.jp/takuma104/20090225/1235584788
takuma104’s iphone-rubycocoa at master - GitHub