GoogleがAjaxを頑張りすぎているせいで、一般的なWebシステム開発においてもAjaxを多用したシステムが求められるようになっている。特に表計算やカレンダー、メールなどそれまでローカルで使っていたものを置き換えようとした際に起こる問題だ。

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カレンダーを導入しようと思った時に「Googleカレンダーみたいにドラッグできないの?」なんて言われたことはないだろうか。そんな時にはdhtmlxSchedulerの採用を検討しよう。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはdhtmlxScheduler、JavaScriptによるカレンダーライブラリだ。

dhtmlxSchedulerはまさにGoogleカレンダーライクな操作が可能になっている。ドラッグして予定の時間を選択すれば、タイトル入力欄に変わる。そこで予定のタイトルを入れれば完了だ。編集ももちろんできる。表示は日/週/月と切り替えることができる。

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予定はドラッグして日付を変えたり、時間を調整することができる。重複した時間があっても幅を調整して表示してくれる。色は山吹色のみになっているが、それはCSSレベルで変更できるだろう。日付をまたいだ予定も設定できる。

さらにイベントの追加や更新、削除などをJavaScriptで簡単に呼び出せるようになっている。これを使えばPHPやRails、Perlといったサーバサイドの言語とも簡単に連携ができることだろう。

iCal形式もサポートしているとあって、ごく簡単に外部システムとの連携もできる。これはなかなか使いどころの多そうなライブラリだ。なお、GPLライセンスの他に、有償でサポートも提供している。営利利用であっても安心できるだろう。

 

via Lightweight & Highly Customizable Ajax Events Calendar | Web Resources [WebAppers]

**dhtmlxScheduler - Ajax Events Calendar/Scheduler

 http://dhtmlx.com/docs/products/dhtmlxScheduler/index.shtml**