次世代型のFirefoxアドオンAPI「Jetpack」
Firefoxはアドオンがあるからこそ魅力的だ。FirebugやGreasemonkey、Tab Mix Plusなど最早手放せないFirefoxアドオンは誰しもが持っているはずだ。だがFirefoxアドオンを試す際に厄介だったのが、インストールやアンインストールの度に再起動が必要なことだ。
新しいFirefoxのアドオンAPI。右下に表示されているGmailアイコンなどがそう
そうした手間から解放される可能性を秘めた次世代型のFirefoxアドオン環境がJetpackだ。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはJetpack、Firefoxアドオン開発を容易にするAPIだ。
Jetpack自体がFirefoxアドオンとして提供されるのでインストール後は再起動が必要になってしまうのは無念ではあるが、それさえ終われば新しい世界が広がる。APIとしてはステータスバー、タブ、コンテンツスクリプト、アニメーションなどをサポートしている。
再起動不要ですぐに使い始められる
外部のURLを叩くことができるので、TwitterのようなWeb APIをコールすることもできる。実際、デモで提供されるアドブロックは外部の広告サービスURLリストを取得している。さらにJavaScriptでアドオンを開発でき、jQueryをサポートしているのも特徴だ。
開発時にはBespinが利用でき、デバッグにはFirebugを利用できる。何より追加機能がクリック一つででき、再起動が不要な点がいい。JavaScriptで操作するのでGreasemonkeyに似ているが、さらにタスクバーやタブの操作ができるようになって可能性が広がったという感じだ。
既にGmail通知やGoogleリーダーの通知、deliciousのユーザ数表示、表示しているサイトの画像を差し替えるものなど様々なデモが登録されている。また一つ、大きな魅力がFirefoxに加わったと言えそうだ。
Mozilla Labs Jetpack | Exploring new ways to extend and personalize the Web