MacBookなどでは使わないかもしれないが、iMacやMacProであれば便利そうなユーティリティだ。Appleのパソコンではマウスのボタンは一つしか存在しない。これは操作が分かりやすいというメリットがあるが、Windowsで実装されたコンテクスト(右クリック)メニューの実現が困難だった。

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マウスボタンの長押しでコンテクストメニューを表示する

 

漢字Talk自体はコンテクストメニューはそもそもなく、OS 8の時代に(確か)登場した。が、Controlキーを押しながら使うというとても不便極まりない操作だった。今でもその操作はできるが、ノート型の方であれば二本指でのタップを使っていることだろう。そして当時からControlキーを押すのを面倒に感じていた人たちが使っていたのがOne Finger Snapのやり方だ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはOne Finger Snap、マウスボタンの長押しコンテクストメニューを表示する初期設定パネルだ。

One Finger Snapの良い所はマウスボタン一つで選択とコンテクストメニューの二つの役割を担えることだ。設定で0.5〜3秒間マウスボタンを押し続けた場合にコンテクストメニューが表示されるようになる。

同時に警告音を鳴らしたり、画面を点滅させることもできる。メニューバーだけでなく、画面全体が一瞬明るくなるので、あまり頻繁に利用する際には選択しない方が良いだろう。個人的には二本指のタップに慣れているが、ワンボタンマウスが好きな方にとってはOne Finger Snapが便利そうだ。

Controlキーを押しながらの操作というのはあまりにAppleらしからぬユーザビリティの低さに感じられる。One Finger Snapの長押しによるメニュー表示はシンプルで、かつベストな解決策ではないだろうか。

 

**One Finger Snap

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