最近のWebサービスはシンプル指向になっている。Google検索、Twitter、Drop.io、Youtube…どれも小難しい操作はなく、目指すべき機能も一つだけだ(Googleは随分と混みいってきた気もするが)。

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シンプルな分、カスタマイズもしやすいブログエンジン

 

ブログも同様だ。プラグインだのテーマだのCMSだのと、日記の延長線上にしては随分分かりづらくなってしまった。さぁここらでシンプル指向に立ち戻ろう。

今回紹介するフリーウェアはPotage、シンプルなRubyのブログエンジンだ。ソースは公開されているが、ライセンスは明記されていなかったのでご注意いただきたい。

Potageは軽量なRuby用WebアプリケーションフレームワークであるSinatraを用いたシンプルなブログエンジンだ。記法としてHAML、Markdown、Textileを用いることができる。データベースはSQLite3を用いている。

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コメント機能は外部サービスを利用

 

コメント機能はDISQUSを用いており、写真のアップロード機能はなくFlickrやPicasaなどを用いる前提になっている。スパムフィルタリング機能はAkismetを利用する。外部サービスへの依存率が高い分、Potage自体は軽量で、シンプルな状態を保てるようになっている。

デザインはフォントが大きく、見やすくなっている。認証は1ユーザ分のみで、管理画面も投稿する機能くらいしかない。全体のフィードまたはコメントのフィード配信機能がある。シンプルなシステムである分、自分なりのカスタマイズもしやすいと言えそうだ。

WordPressやMovableTypeは確かに優秀だ。だがシステムの制限に影響を受けやすい。自分で一から構築しても良いが、重厚なフレームワークはブログを構築するには面倒かもしれない。そのような時にSinatra + Potageは良い解決策になるかも知れない。

 

Index of /

 http://potage.org/

potage’s potage at master - GitHub

 http://github.com/potage/potage/tree/master