これは便利!CronをGoogleカレンダーで管理する「gCalCron」
Cronは便利なシステムだ。バッチ処理を行いたい場合、大抵Cronを使って処理を行うはずだ。だが管理が意外と面倒くさい。各ユーザが勝手に作ったりすると特に煩雑になり、システムを入れ替えた際に、移行し忘れてしまい動かなくなったりする。
GoogleカレンダーでCronを管理する
Cronを手軽に一覧から管理したいと思ってきた方は、gCalCronを使ってみると便利かもしれない。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはgCalCron、Cronの管理インタフェースとしてGoogleカレンダーを利用するソフトウェアだ。
gCalCronはPython製のスクリプトで、root権限で動作する。gCalCron自体がCronに設定されるようになっている。そして設定時間(デフォルトでは30分)ごとにGoogleカレンダーをチェックするようになっている。
コマンド実行設定。rootのCronに自動設定される
Googleカレンダーでは専用のカレンダーを作成し、イベントを作成する。Cronなので毎週や毎日繰り返すものが多いだろう。そしてイベントの詳細に実行したいコマンドを書けば準備は完了だ。
一日の中で何度も繰り返したい場合は予定を30分以上延ばせば良い。なお、タイムゾーンがサーバの時間のまま適用されるようなので、海外のサーバからでは9時間戻して設定する必要がある(Amazon EC2など)。
結果がGoogleカレンダーに反映されると尚よし、と思ったがそのような機能はないようだ。gCalCronの便利な点は、SSHなどでサーバにログインできなくともCronの設定を追加、変更できる点にある。Cronの管理に苦労されている方はぜひチェックを。
via gCalCron Automates Your Linux System with Google Calendar - Linux [Lifehacker]
Patrick F. Spear » Projects » gcalcron