今はネットワークを使ったWeb APIを提供するサービスが増え、それを利用したMashupも増えてきている。様々なデータを容易にとれ、Webシステムを開発できるのは魅力だが、開発中にもネットワークが必須というのが大きな足かせになる。

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Mashupのテストがしやすくなる便利なライブラリ

 

また、アクセス自体に料金がかかる場合、開発中の利用を躊躇してしまう。そのような経験がある方はFakeWebを使うべきだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはFakeWeb、Webアクセスを偽装する便利なライブラリだ。

この手のものは一時期考えなくもなかったが、自分でサーバを立てる方法がいいかと思っていた。だがFakeWebの場合は違う。指定したURLへのHTTP(恐らくHTTPSも)接続を横取りし、予め指定した結果を返すライブラリだ。

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複数アクセスによって返却値を変えられる

 

予め返却されるデータと、接続するURLを指定しておく必要があるが、それ以外はネットワークに接続されている場合と変わらない。メソッドも指定するので、URLとメソッドで対になる。返却値はボディーの他、ステータスも指定できる。

認証にも対応していたり、繰り返しのアクセスに対して返却値を変えるような操作もできる。Mashupでよくありがちな、通信エラーが発生した場合のデバッグ処理などをテストするのにも使えそうだ。

何よりネットワークに繋がっていなくとも開発が容易になるのが良い。ユニットテストなどで活躍しそうなライブラリだ。

 

via 外部URLを偽装するテスト用ライブラリ「FakeWeb」 [DoRuby!]

chrisk’s fakeweb at master - GitHub

 http://github.com/chrisk/fakeweb/tree/master