JSONはブラウザベースでのデータのやり取りだけではなく、XMLに比べると冗長性が低くシンプルなフォーマットであることもあってサーバサイドでのデータのやり取りにも利用されるようになっている。下手にフィードを解釈するよりも手軽で良い。

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JSONにスキーマを適用する

 

とは言え、場合によってはデータの型や検証と言った手法が必要になることもあるだろう。そのために使うのがJSON Schemaだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはJSON Schema、JSONのスキーマ定義を検証するライブラリだ。

JSON Schema自体は現在仕様が固められている最中のようだ。文字列、数値、真偽、オブジェクト、配列などの型が用意されており、こちらもまたJSONを使って定義をする。シンプルなデータ授受にJSONを利用しつつ、多少検証のステップを入れたいと言った場合に使えるかもしれない。

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検証用スクリプト

 

JSON SchemaではPythonを使ってデータとスキーマを利用して検証を行うライブラリだ。Pythonのモジュールとして提供されているので、外部のJSONを検証するようなことを動的にできるようになる。

XMLのようにがちがちの仕様で開始すると、その実装がやたらと面倒という印象をもってしまうが、シンプルさから入ったJSONであれば、そこにスキーマ定義を持ち込んだとしても違和感はない(必要なければ使わなければ良いだけだ)。さらにJSONの利用範囲を広げるのに役立ちそうだ。

 

**jsonschema -Google Code

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http://code.google.com/p/jsonschema/