Webサイトを構築する際に、ストレージについて頭を悩ませることがある。そもそもそうしたことに悩んだり、スケーラビリティを考えるならばAmazon S3を使ってしまう方が早いのではないだろうか。画像やアップロードしたファイルなどであれば速度もそれほど気にせず利用できるはずだ。

3dsearch42.png

FTP風のAmazon S3フロントエンド

 

その他、ファイルのバックアップやファイルアップローダーとしてAmazon S3は利用できる。そのためのフロントエンドとしてCloudBerry Explorerを紹介しよう。

今回紹介するフリーウェアはCloudBerry Explorer、Windows用のAmazon S3フロントエンドだ。

CloudBerry Explorerは二画面ファイラーの表示になっている。FTPソフトウェアの感覚で使えるので分かりやすい。左右どちらをAmazon S3にすることもでき、両側をAmazon S3にしてファイルをコピーさせることもできる。この場合Amazon S3内での移動になるので転送料がかからないのが利点だ。

3dsearch46.png

ファイル別のURLを取得

 

各ファイルについて権限を設定することができる。個人的なバックアップであれば、自分だけ権限を設定すれば良い。人にファイルを渡す場合は誰でも閲覧できる権限をつければ良い。各ファイルのURLを取得することができ、さらにURL短縮サービスを使ってその場で短いURLを得ることも可能だ。

その他、BitTorrent向けのURLを生成したり、CloudFront(Amazonの提供するCDN)への対応、Microsoft PowerShellによる自動操作などに対応している。ファイルのメタ情報を変更できないようだが、一般的な操作であれば十分対応できるだろう。

Amazon S3はプログラムからの操作が一般的で、ファイルをそのままにしておくと課金されてしまうためきちんとファイルを消したか確認する必要がある。開発時においても手元においておきたいソフトウェアだ。

3dsearch43.png

権限設定

 

via Get more control over S3 through CloudBerry [Webware CNET]

CloudBerry S3 Explorer - Freeware Windows Client for Amazon S3

 http://www.cloudberrylab.com/