最近CMSのあり方が変わってきている。これまでとユーザ画面と管理画面の分離型から、デザインやコンテンツの変更はユーザ画面と同じ見た目で編集ができるようになっている。Concrete5や先日公開されたJimdoなどが該当する。

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上がツールバー、下がユーザ画面

 

機能やユーザインタフェースはまだまだ足らない部分が多いが、同じ路線を進むCMSがBrowserCMSだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはBrowserCMS、ユーザ画面を使って編集を行うCMSだ。

BrowserCMSはシンプルさを考え、利用者が使いやすいシステムを提供することを目指している。そのため、機能は決して多くない。だがポートレットと呼ばれるプログラマブルなコンテンツ挿入や、バージョン管理機能など面白い機能も多い。

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編集画面

 

コンテンツはテンプレートに挿入した後、編集することができる。実際の編集操作は管理画面に飛んでしまうが、それまではユーザと同じ画面を使って編集ができる。機能的にはまだまだConcrete5には及ばないものの、Railsというフレームワークによって分かりやすく、カスタマイズしやすいのが好感がもてる。

現状ではまだ足りない機能も多いが、今後は分からない。機能の開発やテンプレートが増えてくれば、Rails技術者にとって便利なCMSに成長する可能性がありそうだ。

 

via BrowserCMS [Open Source Rails]

BrowserCMS.org

 http://www.browsercms.org/