開発者必見!WindowsでGitを便利に「Git Extensions」
システム開発を行う上でバージョン管理の必要性はもはや言うまでもないだろう。数年前であればSubversionが主流だったが、最近ではGitが利用されることも増えている。が、Gitにはちょうどいいフロントエンドがなかった。Subversionには有名なTortoiseSVNがあるというのに。
エクスプローラにGit!
このフロントエンドの存在がSubversionの普及に一役も二役も買ったのは間違いない。だがWindowsにもついに実用的なフロントエンドが登場した。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはGit Extensions、エクスプローラとも統合されるGitフロントエンドだ。
Git Extensionsは管理インタフェースであるGit Extensions、msysGit、KDiffなどを一括でインストールするソフトウェアだ。新しいリポジトリの作成や既存リポジトリのクローンはGit Extensionsから行う必要があるが、その後の簡単な操作であればエクスプローラから行える。
リポジトリビューワー
コンテクストメニュー(右クリックメニュー)からアクションを選べば良いのはTortoiseSVNと変わらない。とは言え現状ではアイコンの色を変える機能はないので、その点が若干難点かも知れない。さらに言えば日本語化されればベストだろう。
シェル拡張の他にもVisual Studio 2005/2008と連携するプラグインをインストールすることもできる。Web開発以外にも役立てることができる。Git ExtensionsはDiffの確認やグラフ表示機能がある。その他、Gitで行う操作はほぼGit ExtensionsからGUIで行えるようになる。
開発者であればGUIがあろうがなかろうがあまり関係ないかも知れない。だがシステム開発では開発者のみならずデザイナーの方やプロジェクトマネージャなども関わってくる。そうした方々が便利に使えるためにもGUIは欠かせない。これでGitが導入できる、と言う現場は多くなるのではないだろうか。
クローン
SourceForge.net: Git Extensions