Webの発達で日本語であっても横に読まれることが当たり前になりつつある。コンピュータ上では縦に際限なく伸びていくので、縦書きは読みづらいのだろう。だが横向きに書かれていても長文であると見がたくなるのは変わらない。

ピクチャ 21.png

長文をブラウザ上で読むならこれ

 

特に小説やコラムなど長文を載せているサイトの場合はそうだ。コンピュータは元々書籍に比べると長文を読むのに適していない上に、レイアウトも読みづらいのでは大変だ。そこで試したいのがbookreader.jsだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはbookreader.js、長文を読みやすくするJavaScriptライブラリだ。

bookreader.jsは専用のJavaScriptとCSSファイルによって縦に続く長文を一定の長さで区切り、続きを右側に表示してくれるスクリプトが。スクロールは矢印キーか画面に表示される矢印のボタンで行う。

ピクチャ 24.png

次期バージョン。さらに格好いい

 

カラムの数は2つ、または3つを選択することができる。文字の大きさは小、中、大と3つから選べる。さらに印刷時には別CSSで読みやすいものになって出力される。次期バージョンではサイドバーを実装し、別枠で作者の紹介や広告を表示することができたり、高さが可変になったり、ページの下にスライダーがついたりする。

視線の移動が少ない分、とても読みやすくなる。Webブラウザで文字を読むなら最適と言えそうなライブラリだ。

 

**bookreader-js -Google Code

 **
http://code.google.com/p/bookreader-js/