システム開発において、実際に手を動かすのはプロジェクトメンバーだ。人にはモチベーションがあり、常に平坦な訳ではない。時には落ち込んだり、怒ったり、嬉しかったりする。そういう気分の変化があることを念頭に入れてこそ、プロジェクトは円滑になる。

ピクチャ 38.png

メンバーの気分を見える化する

 

とは言え、ただ聞いても教えてくれる訳もない。上司にそんなことを言える訳もないだろう。そこで皆で楽しんでモチベーションを見える化しよう。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはMoo、気分を見える化するソフトウェアだ。ライセンスはオープンソース、となっているがどのライセンスに属するのかは明記されていなかったのでご注意いただきたい。

MooはWebベースのソフトウェアで、大枠のカテゴリを設定し、それに対する今の気分を時々更新していくというものだ。若干Twitter的な捉え方ができなくもない。そしてなぜそんな気分(怒っている、ハッピーなど)なのか一言コメントをつけていく。

ピクチャ 39.png

気分はグラフ化して表示される

 

そして蓄積されたデータは気分ごとに比率が出されていく。怒っている事柄が連続するようであれば何らかの対処が必要だろう。ハッピーなことが続けばメンバーの関係もよくなり、プロジェクトの推進も円滑になるだろう。

もちろん適切に書けるようにするには、何でも言い合えるような職場環境の構築が欠かせない。気分が悪い時には悪い、良い時には良いと言えるような雰囲気があってこそMooは活きてくる。

Mooを導入すれば、はじめは何らかの問題が発生するかも知れない。だが導入しなければ今のままだ。現状に問題点を感じているなら導入してみたいソフトウェアだ。

 

via Moo [Open Source Rails]

Mangled » Moo

 http://mangled.me/blog/moo/