iPhone/iPod Touch向けのアプリケーションを開発し、そのデモ動画を作成する場合、操作しているところを動画に撮って作成していることと思われる。だがこれでは画面の様子が分かりづらいし、余計な背景も入ってしまう。

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右下のアプリケーション。起動するとOnアイコンがつく

 

iPhoneには秘密の画面出力APIが用意されているらしい。最近、需要が減りつつあったJailBreakだが、また一つ魅力が増すアプリケーションが存在した。

今回紹介するフリーウェアはScreenSplitr、iPhone/iPod Touchの画面をそのまま出力するソフトウェアだ。

ScreenSplitrを使うとAVケーブルを使ってiPhoneやiPod Touchの画面出力をそのままTVに出すことができる。ScreenSplitrはJailBreak必須のソフトウェアで、バックグラウンドで動作する。特に画面などは存在しない。通常のiPhoneアプリケーションではバックグラウンド動作は不可なので、ScreenSplitrはJailBreak必須なのだろう。

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DemoGodを使ってiPod Touchの画面出力を表示しているところ

 

そしてテレビに出力する以外にもMac OSX向けに提供されているDemoGodというアプリケーションを立ち上げることで無線LANを通じてiPhoneの画面を得ることができる。これを使えばセミナーなどでデモを行うのも容易だし、その出力を動画にすることも簡単だろう。なお表示は一瞬遅れてしまう。

DemoGodは単なる映像を出力するだけのアプリケーションだが、インタフェースはiPhoneのようになっている。また回転にも対応する。自作のアプリケーションの動作デモを作成する際に活躍しそうなソフトウェアだ。

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回転にも対応

 

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