今のゲームの最高峰と言えば3Dを使ったリアルなものと言えるだろう。開発には時間を要するが、あたれば大きい。iPhoneでも多数の3Dゲームが出てきており、有料/無料を問わず人気が高い。だがあの筐体のスペックで満足のいく性能を出そうと思うと開発者の知識が重要になる。

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3D空間を歩くことができる

 

はじめてゲームを作ろうと思った時に、そこまで面倒だとやる気もなくなってしまう。そこで使ってみたいのがSIO2だ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはSIO2、iPhone/iPod Touch向けの3Dゲームエンジンだ。

SIO2はOpenGL ES互換となっており(OpenGL ESはiPhoneでも用いられているOpenGLの3Dライブラリ)、C言語で書かれている。同じくオープンソースの3Dモデリングソフトウェア、Blenderと連携することが可能だ。

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炎がゆらめくチュートリアル

 

動きはシミュレータ上では思いのほかスムーズだ。クリックやピンチなどの動作に合わせて動きを変えたり、見る向きを変えることもできる。多数のチュートリアル(15種類以上)が提供されており、それらを見ることで実際の利用法が見えてくるはずだ。

南の島風のマップを歩き回るものや、とあるゲームに出てくるキャラクターが動くもの、炎やオブジェクトが動くものなどサンプルを見ているだけで、開発してみたいという思いにかられるのではないだろうか。ぜひiPhoneアプリケーション開発者の方はチェックを。

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あ、あれは…?

 

SIO2
 http://www.sio2interactive.com/HOME/HOME.html

sio2 - Google Code

 http://code.google.com/p/sio2/