Webサービスとチャット機能は相性がいい。最近ではtwitterを使って通知を行うWebサービスも増えている。相手がオンラインであるならば、メールで通知するよりもIM(インスタントメッセンジャー)経由でメッセージを飛ばす方が簡単だ。

ピクチャ 9.png

デモアプリケーションを立ち上げた所

 

とは言え、Webサービス側でその実装を行うのは非常に重たいものだ。送信は良いとしても、受信の実装は困難だろう。そこで使ってみたいのがappengine-imifiedだ。

今回紹介するフリーウェアはappengine-imified、IMifiedと連携してGoogle App EngineアプリケーションにXMPP機能を付与するデモアプリケーションだ。ライセンス文を読んだ限り、どのライセンスに属するのか不明だったため、フリーウェアとして紹介させていただきたい。

appengine-imifiedはGoogle App Engineアプリケーションで、IMifiedと連携して用いる。ユーザがIMifiedへメッセージを送ると予め指定していたエンドポイントに向かってメッセージがポストされる。appengine-imifiedではそのメッセージを受け取って何らかの処理を行うようになる。

ピクチャ 11.png

IMifiedと連携してサービスを提供する

 

Webアプリケーション側からの通知をどのように行うかは不明だが、IMifiedは元々各種Webサービスにアクセスしてデータを取得して通知するサービスなので、恐らくIMifiedからの定期的なアクセスを待ってメッセージを投げていくものと思われる。

XMPP APIについては将来的にGoogle側が対応する予定になっている。とは言えそれを待っていられないという人もいるだろう。Google App EngineにIM通知機能を持たせたい場合に使いたいソフトウェアだ。

 

garethr’s appengine-imified at master - GitHub

 http://github.com/garethr/appengine-imified/tree/master