これだけWeb APIの提供しているGoogleにあって、最も切望されるのがGoogle AnalyticsのWeb APIだろう。画面で見てもインタフェースが洗練されているので便利だが、レポートを作成したり自動化する上ではやはりWeb APIの存在は欠かすことができない。

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Rubyを使ってGoogle Analyticsのデータを取得できる

 

恐らく原因は元々のシステムがUrchin製にあることだと思われるが、しかしそれを乗り越え、Web APIのようにデータを取得できるライブラリが存在する。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはStatwhore、Google Analytics向けRubyライブラリだ。

StatwhoreはGoogle Baseライブラリを利用しつつ、Google Analyticsを擬似的に操作してデータを取得している。複数のアカウントがあると問題があるようで(実装上は問題ないのだが)、うまくプロファイルデータが取得できない場合があった。

プロファイルのデータが取得できれば、ページビューやビジターといったデータが取得できる。日付の範囲指定も可能だ。実体としてはエクスポート機能を使ってデータを取得しているようなので、滅多にURLが変わらないと思われる。

取得できるデータがまだ少ないので、また実質的な利用は難しそうだ。だが今後機能追加されていけばWeb APIがないGoogle Analyticsのデータを効果的に利用できるツールとして役立つに違いない。

 

via Google Analytics Fun [RailsTips]

jnunemaker’s statwhore at master - GitHub

 http://github.com/jnunemaker/statwhore/tree/master