※ 画像は公式サイトデモより

もう皆Googleが好きで好きで仕方がないのだろう。確かに彼らの持っている技術は彼らだからこそ持ち得るものが多く、技術的には非常に興味深いものが多い。そしてそれをGeekに向けて、セキュリティ的には問題ない程度で穴をあけておいてくれるのだ。

ピクチャ 18.png

Finderからマウントした所

 

Google App Engineもその一つだ。誰かはAmazon S3のようにし、誰かはプロキシにしてしまう。そして次に現れたのはWebDAVだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはGAEDav、Google App Engine(GAE)をWebDAVサーバ化するソフトウェアだ。

GAEDavを立ち上げると、/davというパスに対してWebDAVサーバが立ち上がる。デモ用のサービスが立ち上がっているので接続してみるといい。ファイルやフォルダがリストアップされるのが分かるはずだ。

ピクチャ 21.png

HTTP経由で接続したところ

 

HTTPでの接続、またはFinderやエクスプローラからドライブとしてマウントができる。PyFileServerというライブラリを利用して構築されている。まだ開発中とあって、全ての機能が満たされている訳ではないが、試みとしては非常に興味深いものがある。

これはまさに擬似的GDriveと言えるだろう。なお、速度的には無理矢理の実現であるためか、実用に堪えられるという感じではない。GAEであるためファイルの最大サイズが10MBという制限はあるが、十分に楽しめる面白い試みだ。

 

**gaedav -Google Code

 **
http://code.google.com/p/gaedav/

PyFileServer - Index of /dav/

 http://gaedavtest.appspot.com/dav/