印刷の自動バッチ処理を行う「WinPrint」
基幹システムは最終的に帳票を出力することを目的としている。その目的に際してWindowsクライアント型アプリケーションは都合が良かった。バッチ処理で印刷するのも簡単にできる。だが最近のWebアプリケーションの場合はどうだろう。
設定画面
Linuxサーバで帳票を作成することはできるが、その後の印刷はプリンタドライバの性能を考えるとWindowsが良い…そんなことを考えるならばWinPrintを使うのが良い。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはWinPrint、指定フォルダにあるファイルを自動印刷するソフトウェアだ。
WinPrintはタスクトレイに常駐するソフトウェアで、指定したディレクトリを監視し、そこにあるファイルを指定したプリンタで印刷処理を行ってくれる。例えばWordファイルであったり、PDFファイルなどを対象にすれば良いだろう。なお、印刷処理を行ったファイルは削除されるので注意が必要だ。
タスクトレイに常駐する
フォントやマージンの指定などが細かくできるが、設定は一つしかできないので注意が必要だ。文字のエンコードを変換することもできるので日本語であればUTF-8から変換して処理、といった具合に指定もできる。
Linuxサーバ上の共有フォルダを指定しておいて、生成されたファイルをどんどん印刷していくと言った使い方が便利そうだ。また、プリンタの自動操作を行う印刷処理は実装が大変だがWinPrintを使えば開発工数が低減できるかも知れない。
via WinPrint routes print jobs from DOS to Windows USB printers [Download Squad]
**SourceForge.net: WinPrint