WebサーバというとLinux/Unix系ならApache、Windows系ならIISがよく使われている。この二つが突出しているが、そのままで良いのだろうか。もっと新たな可能性、何かに特化したWebサーバが出てきても良いのではないだろうか。

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Windows/Linux or Unixで動く軽量なWebサーバ

 

実力的にはまだまだ前述したソフトウェアには及ばないものの、軽量さでは上を行く、それがMongooseだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはMongoose、マルチプラットフォームに対応したWebサーバだ。

MongooseはUnix/LinuxまたはWindows向けに提供されているソフトウェアだ。Windowsであればインストーラーで提供されているのですぐに利用できる。まだ規模が小さいとあって、わずか35KB程度(Linux向けバイナリ)という軽量さだ。Windowsの場合はサービスとして動作させることもできる。

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設定ファイル。これで全てだ。

 

主な機能として、CGI/SSI/MD5認証/リジューム対応のダウンロード/エイリアスなどを挙げている。IPアドレスベースでのアクセス制限が使えたり、GET/POST/HEAD/PUT/DELETEメソッドが利用できる。443番ポートも使うので、SSLにも対応している。

設定ファイルはごく短く、理解するのにそれほど時間はかからないだろう。まだまだ発展途上とあって、Webサーバの仕組みを理解する教材としてもちょうど良さそうだ。CGIの動作する、軽量なWebサーバをお探しの場合、一度ご覧いただきたい。

 

mongoose - Google Code

 http://code.google.com/p/mongoose/