元々ローカルアプリケーションのみがあり、サーバを使ったデータ集約のためにサーバ・クライアント間で通信を行うものが登場した。そして数年前からWebアプリケーション化が進み、クライアントアプリケーションを必要としないWebアプリケーションが登場してきている。

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cyn.in専用のデスクトップクライアント

 

さらに現在はWebアプリケーションがインターネットを必須としていた欠点を補うべくGearsのようなオフライン技術が使われるようになっている。何となく元の木阿弥のような気がしなくもないが、デスクトップアプリケーションとWebアプリケーションのあり方として、cyn.in desktopのようなやり方は面白そうだ。

今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはcyn.in desktop、cyn.in専用のデスクトップクライアントだ。

cyn.in desktopはエンタープライズ向けのコラボレーションソフトウェアであるcyn.inのデスクトップクライアントだ。基本的には通知のみで、自分が所属しているグループにいるメンバーの投稿したデータがつらつらと流れていく。普段は画面の左端に小さなタブが表示されているのみで、作業の邪魔にはならないだろう。

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メッセージを投稿することも可能

 

投稿したデータを検索したり、cyn.in desktopからtwitter風に短いコメントをポストすることもできる。そこではコメントを付けることもでき、コメント風に他のメンバーとの会話を楽しむことが可能だ。

複雑なデータの追加や編集はできないが、状況が変わっていく様子は把握することができる。また、Webアプリケーションを使ってまで行わないようなメッセージ投稿はデスクトップから気軽にできる。この役目の割り切り方はなかなか面白いのではないだろうか。

RSSを発行するというのは一つの手だ。だが、ニュースなどの他のフィードにまぎれてしまったり、逐次更新をチェックするというよりもまとめて読むためのインタフェースとして使われているケースが多い。専用クライアントアプリケーションを用意すれば、皆が常に接続された状態になるのでさらに情報交換が容易になる。Adobe AIRなのでWindows/Mac OSX/Linuxで動作するのも魅力だ。

 

Cynapse - Open source Group Collaboration Software for the Enterprise 2.0

 http://www.cynapse.com/index.php