あのJaikuがGoogle App Engineへ&オープンソース化!「JaikuEngine」
Jaikuというサービスは、twitterが流行りだした頃に出てきた類似サービスで、2007年10月にGoogleにより買収された。その後、twitterのユーザ数増加は続いたが、Jaikuは思ったほど伸びなかったようで、2009年1月に開発打ち切りが発表された。
機能自体はtwitterよりも多い
だがサービスを停止する訳ではなく、Google App Engineへの移行までは継続され、先日実現した。と同時にオープンソース化もなされた。
今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはJaikuEngine、Jaikuのオープンソース版だ。
JaikuEngineはGoogle App Engineに移行したJaikuをベースにしている。そのため開発言語はPythonだ。SDKの問題か、そのままローカルでは動作せず(修正をすれば可能)、またはappspot.comにデプロイすると動作する。
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Jaikuの特徴はtwitterライクのインタフェースに加えて#を使ったグループ機能や、アイコンを使った投稿機能が挙げられる。また、ロケーションをポストしたり、発言に対してコメントすることもできる。
機能だけを見ればtwitterよりも多いだろう。だが機能の多さが流行ることにつながるとは限らない。そのためtwitterと同列で比較すると負けてしまうのかも知れない。だがセグメンテーションを分けたり、オープンソース化したことで他のシステムと連携したマイクロブログサービスであればまだまだ狙える市場がありそうだ。
マイクロブログはパブリックな使い方以外にも役立つケースは多々ある。そのようなニッチな市場向けに多機能なマイクロブログを提供するのであれば、JaikuEngineをベースに動かしてみるのは面白い試みと言えそうだ。
ローカル版
jaikuengine - Google Code
http://code.google.com/p/jaikuengine/
My-ku DEBUG | Your Conversation(テストで立てたJaiku)